解約率はウォーターサーバー事業のストック性を判断する重要な指標です。本記事では、公開データや参考調査の見方に加えて、解約率に影響する要因や代理店選定時の確認ポイントを解説します。
ウォーターサーバーwikiが実施したアンケート調査によると、ウォーターサーバー契約経験者50名のうち10名が解約、解約率は約20%※1という結果でした。
これは個人を対象としたアンケート結果であり、法人向けの営業活動においては解約率がさらに低くなると考えられます。具体例として、アクアクララが公式HPで公開している顧客解約率は1.1%※2でした。
解約率は既存顧客の離脱状況を把握し、継続的な売上の安定性を評価するための指標です。表面的な数字だけを追うのではなく、対象となる顧客層や、ターゲットに合わせた適切な価格設定ができているかなどの具体的な事業モデルと組み合わせて読み解きましょう。
ナイルが運営する「かんたん宅食ガイド ラクタさん」のウォーターサーバーの利用に関するアンケート調査※3によると、ウォーターサーバーを解約した理由の1位は月額料金の高さでした。利用料金に関する設問では、半数以上のユーザーが「月額5,000円未満で利用している」と回答しています。
ただし、これは個人向けのアンケート結果なので、あくまでも参考情報として捉えましょう。法人向けの契約においては許容される金額感が異なるほか、最低利用期間や解約金、注文に関する条件、サーバー本体の使い勝手といった要素も解約率に大きく影響します。
フランチャイズ加盟や代理店契約を結ぶ前に、提供価格が相場とかけ離れていないか、顧客に対して条件説明がしやすいブランドであるかを確認しておくことが大切です。
公開されている解約率や平均顧客単価は、事前に確認しておきたいポイントです。提示された数字だけでなく、どのような顧客層をターゲットにしているか、継続しやすい価格帯であるかといった背景もあわせてチェックしましょう。
具体的な確認項目としては、提供する価格帯や最低利用期間、解約金の設定が挙げられます。営業活動時に説明すべき細かな条件や、既存顧客をフォローする仕組み、本部からの営業支援や研修制度の有無なども詳細に把握しておくことが大切です。
ウォーターサーバー事業において解約率を低く抑えやすいブランドであるかどうかは、単一の要素では決まりません。サーバーや水の商品力に加えて、営業現場での売り方と契約後のフォロー体制まで含めて評価すると契約後のギャップが少ないでしょう。
解約率はストックビジネスにおいて重要な指標ですが、単独の数字だけで事業の成否を測ることはできません。獲得単価や顧客単価、月次解約率や契約更新率、平均継続期間、本部からの支援体制といった具体的な要素を組み合わせることで初めて、事業性を正確に測れます。
新規事業として参入を検討される場合は、多角的な視点から収益モデルを検証することが大切です。次の記事では、ウォーターサーバー事業の具体的な始め方や収益性の全体像について詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。
ウォーターサーバー事業を始めるには、メーカーや代理店募集サイトから問い合わせて契約を結ぶのが一般的です。しかし、販売パートナーの事業内容はさまざまなため「思っていた収益モデルや業務範囲と違う」といったミスマッチが起こりかねません。
自社が既に持っている配送網や顧客基盤、媒体などのアセットを活かせるパートナーを選ぶことが大切です。
| 業務範囲 | 営業・配達・集金・メンテナンスまでを一気通貫で担う |
|---|---|
| 収益 | 獲得報酬、毎月の水代 |
| 業務範囲 | 営業活動、顧客対応 |
|---|---|
| 収益 | 新規契約手数料 |
| 業務範囲 | 紹介のみ |
|---|---|
| 収益 | 紹介料 |
※参照元:マイボイスコム調べ(2022年7月「ウォーターサーバーの利用に関する調査」にて利用経験者の満足度No.1)(https://myel.myvoice.jp/products/detail/28808)
調査期間:2022年07月01日 ~07月05日
調査対象:「MyVoice」のアンケートモニター
調査方法:インターネット調査
調査会社:マイボイスコム株式会社